EV/EBITDA倍率ってどんな投資指標なの?
EV/EBITDA倍率は、株価が割安かどうかを分析するための指標の一つとして利用されています。
なんだか見た感じ難しそうですが、株価分析の参考になるのでどういった指標なのか知っておくのは有用です。
そこで今回はEV/EBITDA倍率について解説していきますので、参考にしてみてください。
EV/EBITDA倍率の計算
EV/EBITDA倍率は、その名前の通りEVをEBITDAで割ったものです。
と言っても、何がに何やらわからないですよね。なので、EVとEBITDAについてそれぞれご紹介します。
EVは企業価値のことで、株式時価総額にネット有利子負債(有利子負債−現預金)を足し合わせたものです。
EBITDAは、営業利益に減価償却費を足し合わせたものです。
どういった指標なのか
EV/EBITDA倍率は簡単に言うと、その企業の価値分を何年で回収できるのかという指標です。
例えば100億円の企業価値(EV)があったとして、年間10億円稼ぐのであればEV/EBITDA倍率は10倍になります。
あくまで簡略化して考えるとですが。
EV/EBITDA倍率の目安は?
目安としては、8倍を下回っていれば割安と考えられ、それ以上になってくると割高だと言われています。
なお、割安と言われる水準としては5倍程度ですが、あくまで参考値といったところ。
相場環境であったり業種などによって数値は変わってきますので、いろいろと比較してみることが大切です。
ちなみに、EV/EBITDA倍率は自分で計算することもできますが、楽天証券に口座を持っていれば数値が掲載されているので面倒はありません。
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