ビジネスモデルキャンバスを使って株式投資
株式投資で企業分析をする際、その企業のビジネスモデルも把握しておく必要があります。
お金を生み出す構造がどうなっているのか分かれば、今後伸びて行けるのかやどういったリスクがあるのかわかりやすくなりますからね。
ただ、頭でいろいろ考えたり、文章を読むだけではなかなか把握しにくいんですよ。そこで登場するのか、ビジネスモデルキャンバスというものです。
ビジネスモデルキャンバスとは?
ビジネスモデルキャンバスはビジネスモデルを図表にしたもので、テンプレートとしては下記のようなものです。
顧客になる層はどんな人たちなのかや、どういった強みがあるのか、事業を行う上でどういったものが必要になるのかなどが視覚的にわかるようになります。
では、それぞれの項目についてもう少し詳しく見ていきましょう。
顧客
ターゲット層、例えば独身なのか結婚しているのか、子供はいるのかなど。
顧客との関係
新規の顧客をメインにするのか、それとも何回も使ってくれるリピーターの獲得をメインにするのか、などなど。
またその他に、手厚いサービスを提供するのか、それともセルフであったりあまり過剰な接客はしないのかといったこともここに入ります。
チャネル
顧客にどのようにサービスなどを届けるのか、その手段。例えば飲食店であれば、店舗が主になりますが、宅配をやっていれば電話なども考えられます。
価値提案
他との差別化ポイントとも言えます。何が強みなのか書き込んでみましょう。
主要活動
これは、価値を提案するために必要な活動を書き入れます。
例えば低コストが売りになっている場合、人件費の削減であったり仕入先の確保などが入りますね。
主要リソース
価値提案に必要なリソース、いわゆる資産のことです。
店舗であったり、サイトなどが入ります。
パートナー
ビジネスをしていくうえで必要な人ということ。
例えばFPであれば、弁護士や税理士などと提携することもあります。
コスト構造
どういったコストが必要になるのか、例えば介護であれば人件費の割合が大きくなるので、そういった無視できないコストを書いていきます。
収入の流れ
どうやって収入を上げるのか書いていきます。例えば、サイト運営でいえば広告収入がメインになるでしょう。
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