各証券会社の新規公開株(IPO)の取り扱い実績や抽選方法を解説
新規公開株(IPO)にも、強い証券会社と弱い証券会社というのが存在します。
まったく取り扱いがないところに口座を開設していても、効率が悪いです。
また、抽選方法も各証券会社で異なるので、各証券会社の特徴を把握して効率的に新規公開株(IPO)に取り組みましょう。
各証券会社の特徴を把握して新規公開株(IPO)にチャレンジ
各証券会社の新規公開株(IPO)の取り扱い実績や、抽選方法についてご紹介します。
SBI証券
2013年は44銘柄、2014年は65銘柄、2015年は82銘柄の取り扱いがありました。
大手のネット証券で、新規公開株(IPO)の取り扱いも豊富なので口座は開設しておいたほうがいいです。といいますが、新規公開株(IPO)投資家なら開設してない人はあんまりいないのではないでしょうか。
抽選方法としては、申し込み口数で70%、IPOチャレンジポイントで30%の配分比率となっています。
マネックス証券
2013年は34銘柄、2014年は39銘柄、2015年は52銘柄の取り扱いがありました。
大手のネット証券で、SBI証券ほどではないにしろ新規公開株(IPO)の取り扱い実績は豊富です。
抽選方法としては、無作為の抽選で恣意的な動きは入らず、需要申告で多くの申し込みをしても特に当選確率に影響しません。
完全公正な抽選方法であり、当選のチャンスが平等にある証券会社だと言えます。
楽天証券
2013年は2銘柄、2014年は2銘柄、2015年は10銘柄の取り扱いがありました。
取り扱い数は少ないですが、資金量や取引実績によって優遇があるなど場合によっては口座の開設を検討するのもありです。
抽選方法としては、資金量や取引実績により当選確率が変動する方式をとっています。
具体的には、レギュラーを基準として、シルバーはレギュラーの2倍、ゴールドはレギュラーの5倍といった感じです。
IPOゴールド|過去6カ月間における月間平均手数料が10万円以上、またはブックビルディング開始日の前々営業日時点での弊社お預かり資産評価額1億円以上のお客様
IPOシルバー|過去6カ月間における月間平均手数料が1万5千円以上のお客様
IPOレギュラー|ゴールド、シルバー以外のお客様
ただし、レギュラーだから絶対に無理というわけではないので、こつこつ応募していくといいでしょう。
⇒ 楽天証券はこちら
岩井コスモ証券
2013年は23銘柄、2014年は25銘柄、2015年は44銘柄の取り扱いがありました。
岩井コスモ証券は中堅の証券会社で、ネット取引のほかに対面取引も行っています。
また、IPOの穴場証券とも言われており、余裕があれが口座を開設しておくのもいいでしょう。
抽選方法ですが、ネット取引の場合は配分予定数量のうち10%が割り当てられ、資金量などによらない平等抽選です。
GMOクリック証券株式会社
2014年は2銘柄、2015年は1銘柄の取り扱いがありました。
GMOクリック証券株式会社ですが、GMOグループで新規公開株(IPO)があれば募集していますが、それ以外はほぼなしなんですよね。
なので、新規公開株(IPO)目的での口座開設には不向きだと言えます。ただ、同社の企業分析ツールは魅力的で、企業分析に役立つので口座を開設しておいてもいいでしょう。
ちなみに、抽選方法は資金量など関係なく、完全平等な抽選です。
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