セミリタイア(アーリーリタイア)に失敗してしまう理由って何だろう?
セミリタイアについて調べていると、「セミリタイア 失敗」といったキーワードが見つかります。
確かに、失敗は怖いですから、セミリタイアを検討する際にどういった失敗があるのかは知っておきたいところです。
そこでここでは、セミリタイアの失敗について検討していきます。
セミリタイア(アーリーリタイア)における失敗とは
失敗と一言で言っても、人によってその基準は違います。
ある人にとっては成功でも、ある人にとっては失敗、ということもありますからね。
ただ一つ言えることとしては、セミリタイア(アーリーリタイア)した後の方がする前よりもしんどい気持ちになってしまった状態は失敗でしょう。
ただしその場合も、セミリタイア(アーリーリタイア)したからその問題が発生して対処できないのか、セミリタイア(アーリーリタイア)していなかったとしても発生して対処しきれなかったのかという視点は必要です。
失敗のパターンを分析
失敗のパターンについて分析します。
お金の問題
セミリタイアの失敗で一番大きいのが、お金の問題でしょう。なかでも、資金的に厳しくなって生活が立ち行かなくなる、というのが大きいですね。
金銭面で厳しくなったらまた働けば良いといっても、ブランクがあるとなかなか働き先が見つからないですし、再度働き始めるにはかなりのエネルギーが必要になります。
運用に失敗したというのが多い模様
十分な資産をつくって悠々自適な生活ができれば良いですが、一気に資産を作るというのは難しいところがあります。
そのため運用でカバーしつつセミリタイア(アーリーリタイア)する、というのが一つの方法ではありますが、運用は思い通りにいかないことも良いです。
リスク管理がしっかりできて折らず、不測の事態が襲ってきて資金的に厳しくなることがあるので、その点はしっかりと注意した上で運用していかなければいけません。
見通しが甘かった
想定されるリスクに対する対策が足りなかった、そもそも想定すべきリスクが想定できていなかった、というところから資金不足に陥る可能性もあります。
たとえば、持ち家でそのまま住み続ければ良いと考えていたけど重大な欠陥が発生して住めなくなった(修繕費が必要になった)、などなど。
人間関係の問題
人間関係も大きな問題になり得ます。特に、セミリタイアによって人との関わりが少なくなった、または全くなくなって耐えられないという声を結構聞きますね。
セミリタイアに失敗したことを公言している下記ブログ塗師さんは、人恋しい正確なのにセミリタイアして失敗してしまった、というような趣旨のことを書いていますね。
人間関係が少なくなってさみしいなら、何かしらのつながりを作っていけば良いという話ですが、それが意外と難しくもあります。
特に、田舎暮らしにあこがれて地方へ移住したパターンでは、人間関係に悩む可能性が高いようです。
都市部では人もたくさんいますし、社会人サークルには行って合わなければまた違うところということもできますけど、地方だと難しいでしょう。
地方だと人同士のつながりは濃くなりますけど、あなたに向く関心というのも大きくなります。うまくコミュニティに溶け込めれば良いですが、溶け込めないとしんどい思いをすることになるでしょう。
生きている意味問題
セミリタイアに限った話ではないですけど、暇な時間・自由に使える時間が多くなると悩む時間も自然と増えていくんですよね。
漠然とした概念ですけど、自分が生きている意味を考えてしまって、辛くなることもあります。
この問題と向き合えるかどうかが、成功するかどうかの鍵になってくるでしょう。
無言の社会圧(自由な自分を責める)
別に面と向かって言われることはない・少ないですけど、働いていない・自由な状態にある自分に対して、自分で避難するような考えが出てくることもあります。
自分と同じ年齢、若い世代はこんなに一生懸命働いているのに自分は・・・とか、このままの状態で良いのだろうか、といった不安ですね。
この負の感情が全く発生しないという人もいるかと思いますが、多くの場合そういった感情が少しであれ芽生えてくるでしょう。やはり、働くことは良いことで働かないのは悪いこと、といった概念がありますから。
セミリタイア(アーリーリタイア)で失敗しないために
セミリタイア(アーリーリタイア)で失敗しないために注意すべきポイントをまとめてみました。
セミリタイア(アーリーリタイア)後の生活をリアルに想像する
実践してみないとなかなか難しいですが、セミリタイア(アーリーリタイア)した後の生活をできるだけリアルに想像してみてください。
預貯金を取り崩してのセミリタイア(アーリーリタイア)を考えているのであれば、給与が振り込まれる口座と別の口座にお金を入れて、その口座を使って生活してみるのも良いでしょう。
それで、どの程度のスピードでお金が減っていくのか、その結果自分の心理はどう揺れ動くのかチェックしてみれば、模擬練習にもなります。
資金計画は事前に十分練っておく
セミリタイア(アーリーリタイア)で失敗しないためには、なんといっても事前準備・資金計画をしっかりしておくことが大切です。
⇒ セミリタイア(アーリーリタイア)するための資金計画の立て方
自己分析は欠かせない
自分がどういった正確なのか、どういったところに不安を感じやすいのか、といった自己分析はセミリタイア(アーリーリタイア)前にしっかりとしておくべきです。
多少の労働をしておく
単発のアルバイトでも良いので、少し労働しておくのも良いでしょう。
健康維持に気を遣う
何でも体が資本です。体を壊してしまっては、せっかく時間があっても、お金があっても意味ありません。
健康面で不安が出てくると、気持ちがめいってしまいますからね。特にセミリタイア(アーリーリタイア)すると健康診断を受ける機会が減ったりしますから、健康維持に気を遣う必要があります。
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