ドミナント戦略ってどういう意味?
ドミナント戦略は経営戦略の一つで、マーケティング用語です。
ドミナントは英語でdominantと書き、「支配的な、最も有力な、優勢な」といった意味があります。
どういった戦略かというと、特定の地域に複数の店舗を出店する、というものです。
ドミナント戦略について詳しく知る
ドミナント戦略を用いている企業としては、セブンイレブンであったりスターバックスがあります。
たまに、このお店近くにいくつもあるけど何でだろう?と思うこともあるでしょうが、それはドミナント戦略をとっているためです。
メリットについてはこれからご紹介しますが、こういった戦略があるため一部地域で根強い人気があるけどほかの地域の人は知らないチェーンのお店(ご当地ファミレスなど)があったりするんですね。
ドミナント戦略のメリット
ドミナント戦略のメリットについて。
知名度の向上
特定の地域に複数の店舗を出店することで、それだけ同じ人の目にとまる・印象に残りやすくなります。
なので、知名度が向上しやすくなるんです。
配送の効率化
店舗間の距離が短いので、それだけ配送しやすくなり、費用も抑えられます。
たとえば中華料理屋の日高屋ですが、一括で仕込みをしているセントラルキッチンから配送できる距離に店舗を出店しているんですよ。
販促費の抑制
広告であったりテレビやラジオでのコマーシャルも、地域が絞られているので費用を抑えやすくなります。
ドミナント戦略のデメリット
ドミナント戦略にもデメリットはあります。
リスクの集中化
相場の世界には「一つのかごに卵を盛るな」という格言がありますが、ドミナント戦略は一つのかごに卵を盛ることになります。
たとえば、ある地域で地震が起きた際、その地域に集中的に出店していた場合は大きな被害につながってしまうんですよね。
またそのほかに、その地域で強力なライバルが現れた際、全体的に売り上げが落ち込みやすくなると言ったこともあるでしょう。
一店舗あたりの売り上げが落ちやすい
商圏が重なっているわけですから、一店舗あたりの売り上げが落ちてしまうこともあります。
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