TOBとは?どういう意味?
TOB(Take Over Bidの略)とは、株式公開買い付けのことです。
では株式公開買い付けとはどういったものなのかという話ですが、その名前の通り「買付条件を公開して市場を介さずに株式を不特定多数の投資家から買い付ける」というものなんですよ。
公開する買付条件としては、「買い付けを行う期間」、「買い付ける株数」、「買い付け価格」があります。
TOBについてさらに詳しく知る
TOBは、企業の買収であったり子会社化等を目的に行われるものです。
対象となる会社の同意の下に行われる(友好的TOB)場合もありますが、同意を得ずに強行する(敵対的TOB)ことなどもあります。
TOBのメリット
TOBの場合、一定の価格で多くの株を購入することができます。現時点での株価より高く、プレミアをつけて購入価格を決定することが多いですが、普通に市場で買い集めるよりも資金のめどがつきやすいというわけです。
また、予定の株式数に到達しなかった場合、TOBを取り消すこともできます。なので、無駄に株式を取得するリスクもないんです。
TOBに対して投資家はどうする?
自分の保有している株式がTOBになった場合、どういった行動をとればいいのでしょうか?
投資家のとる行動としては、以下の3つがあります。
- TOBに応じる
- TOBに応じない
- 市場で売却する
TOBに応じる
一見すると一番面倒がなくロスもなさそうですが、手続きが面倒です。
TOBに応じるかどうか聞かれて応じると言うだけで完了すればいいですが、そうもいかないんですよ。
代理の証券会社が設定され、そこに書類を提出する必要があります。場合によっては株式の移管手続きを行う必要があるので注意してください。
TOBに応じない
TOBに応じず、そのまま保有するというパターンもあります。
TOBが成立しなければ話は別ですが、もし成立した場合上場廃止などもあり、売買が難しくなる(強制的に買付価格と同水準で買われる)こともあるので注意しておきましょう。
市場で売却する
これが一番面倒がないです。買い取り価格が設定されると、市場価格もその価格に近づくのでロスも少なくなります。
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