資産運用で投資信託を使うメリット・デメリット
投資信託は、不特定多数の投資家からお金を集め、それを一括で運用する金融商品です。
使い勝手もよく、資産運用で利用するのもありな金融商品だといえるでしょう。
ただ、どんなものでもそうですが、投資信託にもメリット・デメリットがあるので、そこをしっかり押さえた上で利用する必要があります。
投資信託のメリット・デメリット
投資信託のメリット・デメリットについて。
投資信託のメリット
投資信託のメリットとしては、下記のようなものがあります。
個人では投資の難しい商品に投資できる
不特定多数の人からお金を集め、それを一括で運用するため、個人では投資が難しいような金融商品に投資することができます。
たとえば不動産の場合、個人で投資するのは必要資金が大きく、場合によってはローンを組んだりする必要もあって難しいですよね。
ですが、投資信託を使えばそういったものにも投資ができるようになります。
また、資金面だけでなく、海外の債権など個人で取り組むにはややハードルの高いような商品も、投資信託を通じてなら投資しやすくなると言うのもメリットです。
分散投資が簡単にできる
一極集中もいいですが、それだと思惑が外れたときに大ダメージとなります。相場の格言に「卵は一つのかごに盛るな」というのがありますが、ほどよく分散することで大ダメージを回避できるんです。
その点で、投資信託は不特定多数の投資家からお金を集めているので投資資金が多く、複数の投資対象に投資できるため分散を効かせやすくなります。
少額から投資可能
投資信託は、少額で取り組むことが可能です。中には、月々500円から積み立てることのできるサービスを提供しているところもあります。
なので、まだあまりお金に余裕がなかったり、投資がどういったものなのか体験してみたいという人にもおすすめです。
投資信託のデメリット
投資信託のデメリットとしては、下記のようなものがあります。
信託報酬が継続的にかかる
運用するに当たり、少なからずコストが発生します。そのコストは、信託報酬という形で投資家が負担することになるんですよ。
信託報酬は年率で表示されていますが、実際は日割り計算で、1日1回だされる基準価格に反映されます。
個別株式投資であれば売買で手数料が発生するものの、保有中はコストがかかってきません。
元本保証はなし
当たり前と言えば当たり前ですが、投資信託もリスク商品です。
価格変動があり、元本を割り込んで損失が出ることはしっかりと理解しておきましょう。
投資信託で資産運用を行う際の注意点
投資信託は、個別株式などよりも取り組みやすい雰囲気があります。
郵便局や銀行で案内されることもありますし、商品によってはしっかりとパンフレットなどが整備されていて、なんだか良さそうに見えやすいです。
ですが、実際のところ資産形成に不適格な商品性のものも多くありますし、なんだか良さそうというイメージを持たせるために無理な商品設計がなされているものもあります。
そういった商品に投資をしても相場がよければもうけが出たりすることもありますが、あまりいいこととはいえません。
投資信託で資産運用をするにしても、ある程度どういった商品性のものなのか、その投資信託・ファンドがどういった仕組みになっているのかなど、最低限押さえておくべきところは押さえて投資していく必要があります。
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